10日開幕の世界陸上モスクワ大会に参加する日本チームを会見を行った。

 桐生祥秀(17)は9日にモスクワに到着したばかり。それでも疲れた様子を見せることなく「一本ずつ自分の走りをしたい」と落ち着いた表情で抱負を述べた。

 4月に10秒01をマークした新星の注目度は高く、ブラジルのメディアの取材も受けた。

 2016年リオデジャネイロ五輪に関する質問に「大学生になっているから今より強くなっている。五輪も走りたい」と笑顔で応じる場面もあった。

 会見後にはサブトラックに移動し、初練習した。「憧れの存在」という世界記録保持者のウサイン・ボルト(ジャマイカ)の生の姿を初めて目にし「でかい。一歩ごとの進む距離がすごい」と興奮した様子だった。