<全国高校バスケット選抜優勝大会:沼津中央91-81明成>◇男子2回戦◇25日◇東京体育館

 男子前回王者の明成(宮城)が初戦で姿を消した。第2Q終了時には48-34と14点リードだったが、第4Qに一気に逆転を許す。第3Qには身長201センチのCソウシェリフ(2年)にアリウープを決められるなど54得点を許し、差を埋められなかった。

 第2QまでにC松沢大晃(3年)が3ファウル。それによってマンツーマンからゾーンディフェンスに変更せざるを得なくなった。そこをソウシェリフに突かれた。佐藤久夫監督(61)は「センター陣のファウルが多くなってボディーブローのように効いた。ゾーンは失敗したかな」。さらにU-18日本代表のG安藤誓哉(3年)について「このチームは安藤誓哉『個人』から脱することができなかった」と悔やんだ。

 安藤は「チームとしてまとまりきれなかった」と涙。卒業後は明大に進学。この悔しさは大学で晴らす。