女子ゴルフの国内4大大会第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は開幕前日の7日、2年ぶりの大会制覇を狙う22歳の鈴木愛や昨季の賞金女王で今季4勝のイ・ボミ(韓国)らが北海道登別市の登別CCで最終調整した。鈴木は深いラフを警戒し「フェアウエーをキープすることが大事」とショットの重要性を口にした。

 鈴木にとっては自身の成長ぶりを示す舞台となる。今季は5月に2季ぶりにツアー優勝を飾り、ここ2戦は最終日を首位で迎えた。技術面では不安を抱えていないが、最後にスコアを落とした原因を分析し「メンタルと自分の考え方」を勝利の鍵に挙げる。

 先週のゴルフ5レディースで6位に終わり、ホールアウト後はパット練習に励んで今大会に備えてきた。全長の6750ヤードとパー5の605ヤード(5番)はともにツアー史上最長で攻略は容易ではない。「ボギーがきても仕方ないという気持ちでいければ」と自らに言い聞かせる。

 国内4大大会は鈴木が2年前に優勝して以降、海外勢に覇権を奪われ続けている。「もうそろそろ止めたい」と必勝を期して臨む。