国際自動車連盟(FIA)が進める来季のF1のコスト削減策について、FIAのマックス・モズレー会長と反発する各チームのオーナーが15日、ロンドンで会談したが、互いに妥協点を見いだすことはできなかった。モズレー会長によると、F1からの撤退を示唆する各チームの態度は変わらず、フェラーリはフランスの裁判所にFIAが提示している削減策の差し止めを求める訴訟を起こしたという。

 FIAは年間予算が4000万ポンド(約60億円)以下のチームにエンジンの回転数の制限をなくすなど、技術面でのアドバンテージを与えるとしている。