ロシアのプーチン首相が7日、北部サンクトペテルブルク郊外でF1のレースカーに試乗した。タス通信が伝えた。首相が出した最高速度は時速240キロ。首相は「初めてにしては上出来だ」と笑顔を見せた。

 レースカー展示会に参加した首相は、自身のイニシャル入りのレーシングスーツとロシアの国章をあしらったヘルメットを着用。専門のドライバーから入念な説明を受けた後、黄色のレースカーに乗り込み、特別に整備された車道を数時間にわたって試乗した。

 首相は先月、南部ソチで2014年からF1グランプリを開催すると述べていた。

 プーチン首相はこれまでも戦闘機に乗ったり、ハーレーダビッドソンのバイクで疾走したりと、「強い指導者」のイメージを強調するパフォーマンスを度々演じている。