<F1:バーレーンGP>◇13日◇公式予選◇サキール・サーキット◇1周6・299キロ

 今年の優勝争いを占う開幕戦の公式予選が行われ、レッドブルのセバスチャン・フェテル(22=ドイツ)が1分54秒101で通算6度目のポールポジション(PP)を獲得した。2、3番手にはフェリペ・マッサ(28=ブラジル)フェルナンド・アロンソ(28=スペイン)のフェラーリ勢が続いた。

 フェテルが逆転でPPを獲得した。開幕前に3回行われた合同テストも1回目にはマシンが間に合わず、12日のフリー走行でもトラブル続出。出遅れを心配されたが、ラスト一発の速さで不安を一掃した。フェテルは「自分でもサプライズです。昨日は厳しい状況だったが、メカニックが寝ないで調整してくれたおかげで強い姿を見せられた」とチームに感謝した。同僚のウェバーとともに、レッドブル勢で昨年10月の日本GPから3連続優勝中で、勢いは残っていた。今年こそ若きエースが新興チームをF1の頂点に押し上げる。(バーレーン=米家峰起通信員)