18日の会見で現役続行を目指すことを明らかにしたフィギュアスケート元世界女王の浅田真央(24=中京大卒)の復帰戦が、有料化される可能性が出てきた。

 当面の目標を年末の全日本選手権とする浅田は、地域ブロック予選を勝ち進む必要があり、その初戦は9月26日に開幕する中部選手権になる可能性が高い。従来は無料開催だったが、出場すれば会場の愛・地球博記念公園アイススケート場の約1100席は満席必至。多くの観客に対応するために、警備態勢の強化など運営費の増加が予想され、入場券発売が検討されることになりそうだ。日本連盟関係者は「出るとなれば考えなければいけない」とフィーバーを予想した。

 過去には同じように予選会を戦った安藤美姫の例がある。13年の関東選手権、東日本選手権では同様の理由により自由席前売り券が発売された。日本中が注目するヒロインの国内での復帰戦となれば、チケットの争奪戦も起こりそうだ。