8月のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねたアジア選手権(29日開幕、中国)に出場する女子バスケットボール日本代表が10日、都内で第1次強化合宿を開始した。

 今月中旬にも国際バスケットボール連盟(FIBA)から受けた無期限の資格停止の制裁が一部解除する見込み。選手たちは制裁解除を信じてボールを追った。

 代表はWNBA参戦中で合宿不参加の渡嘉敷来夢(23)を含めて計19人。平均年齢23・8歳と若手中心のメンバー構成。大会に向けて12人に絞られる。優勝国に五輪出場権が与えられる。日本は13年前回大会優勝しており、連覇で五輪出場権を目指す。最大のライバルは地元中国。内海知秀監督は「地元の中国には勢いをつかんで100%以上の力を出さないと勝てない」と表情を引き締めた。

 日本が五輪出場権を獲得すれば、04年アテネ以来3大会ぶり。アジア選手権で出場権を逃した場合、3位以内に入っていれば、来年の世界最終予選で再び五輪出場権を懸けて戦う。