日本バスケットボール協会の大河正明専務理事は27日、男子のナショナルリーグ(NBL)とTKbjリーグを統合して来年10月に開幕する新リーグの1、2部で、チームの監督を務めるのに必要な指導者資格を検討する考えを示した。

 サッカーのJリーグ監督に義務づけられている公認S級コーチのような資格を想定し「トップのレベルが上がれば、全般的な指導者のレベルがかさ上げされる」と狙いを説明した。

 同専務理事は、新リーグ参加が認められた45チームの3分の1程度へのヒアリングを終えたとし、1部参入条件の5000人規模のホームアリーナ確保について「各チーム、自治体が頑張っている。(条件を満たせないのは)ヒアリングした中でほんの少し」と評価した。

 同日の評議員会では2014年度決算が承認され、協会の改革を主導するタスクフォース(特別チーム)で支出がかさんだため約5200万円の赤字となった。