フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで、ともに初出場ながら表彰台に立った17歳の宮原知子(大阪・関大高)と宇野昌磨(愛知・中京大中京高)がフリーから一夜明けた13日、バルセロナで取材に応じ、女子で2位の宮原は、昨季の世界選手権銀メダルに続く快挙に「また2位だったので、次は1位になれるように頑張りたい」と意欲を新たにした。

 宮原は「表現力が去年より上がった」と成長を実感し、今後の課題に「技術的な向上ともっと勢いみたいなものが出せればいいかな」と語った。

 男子で3位と健闘した宇野は「あまり実感がない。まだ課題も多く、もっと上を目指したい」と笑顔で向上心を口にした。今季は野菜嫌いを見直し、食生活も改善させたという。「シニアでも戦えるように自分を変えていきたい」と話した。