競泳日本代表の平井伯昌ヘッドコーチ(HC、52)が21日、北島康介(33=日本コカ・コーラ)の5大会連続五輪出場に確信を持った。この日、北島、監督を務める東洋大の萩野公介(21)らが参加したスペイン・グラナダの高地合宿から成田空港着の航空機で帰国。北島の五輪出場について「病気とケガさえしなければ絶対に行ける」と断言した。

 北島は標高2300メートルの現地で萩野らとともに1日1万5000メートル近くの猛練習を敢行。平井HCは「(アテネ五輪で2冠を達成した)04年よりはるかに泳げている」と絶賛した。北島自身も「何でこんなに体が動くのかな」と驚いていたという。右ひじ骨折で世界選手権を欠場した萩野についても「(ケガ前に)戻ったというより進化している。全部良くなった。120%。自己ベストは必ず出せる」と太鼓判を押していた。