リオデジャネイロ五輪柔道100キロ級の金メダル候補、羽賀龍之介(24=旭化成)らが5日、パリで行われる国際合宿に参加するために羽田空港から出発した。

 強豪外国勢が集う貴重な機会に「ピンポイントで相手を選んでやりたい。やった方が相手の特徴もわかるので」と意気込んだ。昨年の世界選手権を初出場初制覇し、再建が進む男子重量級の象徴的存在となっている。同時期に行われるグランドスラム・パリ大会へは参加せず、試合出場を控える代わりに「いましかできないトレーニングをしている」と上半身の強化などに励む。

 これまでの合宿では自分からお願いして相手を探していたが、世界王者となったことで、みなから標的となることも予想されるが、「指名してくれたら楽しみですね。いろいろな階級とやりたい」と歓迎していた。