カヌー・スラロームでリオデジャネイロ五輪出場を決めている矢沢一輝(26=善光寺大勧進)と妹の亜季(24=昭和飛行機工業)のきょうだいは8日、オーストラリアでの強化合宿のため成田空港から出発した。

 シドニーから、車で1時間ほどの場所にあるスラロームの人工コースで毎日1時間ほどの練習をする予定。五輪は3大会連続出場の兄の一輝は「3年ぶりのオーストラリアですので楽しみです。カヌーの練習に集中して力をつけてきたい」と言い、僧侶になるための修業などで、海外遠征から離れていただけに楽しそう。妹の亜季は五輪初出場になる。「自炊もしますし、日々の生活を大切にしたいです」と、3月末までの長期合宿に意欲を見せた。