男子100メートル平泳ぎ準決勝2組に5大会連続五輪出場を目指す注目の北島康介(33=日本コカ・コーラ)が登場し、派遣標準を100分の1秒上回る59秒62の好記録で、決勝に進出した。

 準決勝ただひとりの59秒台に「え~、もう少し速い記録を出したかったです。ただ、久々の59秒台なので、今までやってきたことが、この59秒台で報われた気がします。もちろん、この派遣標準を切らなきゃいけないですが、ただ、自己ベストを、58秒台を出したいですし、それを目指してがんばりたいです」と、落ち着いた表情でコメントした。

 ◆リオデジャネイロ五輪代表の選考方法 日本選手権で(1)各種目の2位以内(2)派遣標準記録(男子100メートル平泳ぎは59秒63、200メートルは2分9秒54)の突破、この2点をクリアした選手が代表に選ばれる。派遣標準記録とは日本水連が、五輪の決勝進出を見込めるラインを世界ランキングなどをもとに算出し、独自に定めたもの。