池江璃花子(15=ルネサンス亀戸)が57秒71で1位となり、リオデジャネイロ五輪代表に内定した。200メートル同種目で代表に内定している星奈津美(25=ミズノ)は58秒60で2位だった。

 池江は前日の準決勝で57秒55の日本新記録をマークしていた。この日は記録更新こそならなかったが、前半50メートルを26秒98のトップで入るなど積極的な泳ぎで優勝した。

 池江はプールを上がると涙が止まらず、優勝インタビューのマイクを差し出されても「エーン」と両手で顔をおおったまま号泣。「派遣記録を破ることだけを目標にやってきたので本当にうれしい」とどうにか言葉をしぼり出した。