日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は22日、ボディービルの小田敏郎選手にドーピング違反で昨年11月5日から2年間の資格停止処分を科したと発表した。

 日本ボディビル・フィットネス連盟の公式スポンサーの販売・輸入代行業者が運営するウェブサイトを通じて購入したサプリメント「SP250」が原因だという。

 JADAによると、昨年10月の大会での検査で禁止薬物の興奮剤オキシロフリンが検出された。同選手は協賛社のサイトで禁止薬物を含む商品を扱っているとは考えなかったというが、ラベルには英語で「特定の団体によって禁止される物質を含む可能性がある」と注意喚起されていた。

 日本自転車競技連盟では公式スポンサーから提供を受けた健康補助食品に、世界反ドーピング機関(WADA)が指定する筋肉増強作用のある禁止薬物が含まれていた問題が発覚している。