競泳女子のリオデジャネイロ五輪代表で、東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(15)と同2年の長谷川涼香(16)が27日、都内の増上寺で必勝を祈願した。同寺には天下統一を果たした徳川家康が祈願した仏像が安置されている。

 26日の東京都高校選手権100メートル自由形で53秒69の日本新記録を出したばかりの池江は「勝負強い仏像を見て鳥肌が立った。勝てるように暗示をかけたい」と家康にあやかる決意を口にした。今季世界ランクは中高生代表では最上位の7位の長谷川は「あと2カ月弱。練習を頑張りたい」と表情を引き締めた。

 その後2人は同寺にあった笹の葉に七夕の短冊の願いことを書いた。池江は「リオで日本新・決勝進出 東京で金メダル」長谷川は「決勝進出 (200メートルバタフライで)2分5秒台を目指して」と願い事を記していた。