柔道女子57キロ級銅メダリストの松本薫(29)が「かぶったかあ~」と残念そうに嘆いた。愛称にちなんだ沿道からの「野獣ちゃ~ん」の声に応える形で、両手の指を折り曲げて動物が爪を立てるポーズを多用したが、それがサッカー日本代表FW浅野の「ジャガーポーズ」にそっくり。本人は先人の存在を知らず、「しまったあ…」。サービス精神旺盛のロンドン五輪女王に思わぬ落とし穴となった。

 五輪前はリオ限りでの引退も視野に入っていたが、2連覇を逃した戦いを終えて、心境にも変化がある。「まずは休んでみて、20年に向けてどうするのかを考えたい」と1年間の休養を宣言した。個性的なキャラクターでイベントなども忙しく、「いまこの状態では試合には出られない」が本音。「何かポーズも考えないといけませんかね」と新たな悩み事? も抱え、じっくりと決断を下す。