18年平昌五輪でのルール変更を見据え、これまでの2回から1回の滑走で争われた男子500メートルは、村上右磨(村上電気)が35秒08で初優勝した。

 だが、ほとんど笑顔はなし。「距離別で勝っただけ。目標は先にあるので気を引き締めていきたい」と、今季初めてナショナルチーム入りした苦労人に油断はなかった。

 長谷川翼(日本電産サンキョー)が2位。10年バンクーバー五輪銀メダルの長島圭一郎(リカバリー)は10位、同銅メダルの加藤条治(日本電産サンキョー)は15位。五輪3大会連続代表の及川佑(大和ハウス)は7位とベテラン勢は、W杯前半戦代表入りが厳しい状況となった。

 同5000メートルはウィリアムソン師円(日本電産サンキョー)が、6分26秒75の大会新記録で2季ぶりに制した。