バドミントン日本代表の朴柱奉監督(51)が都内の日本記者クラブで会見し、日本協会から無期限試合出場停止処分を受けている男子エース桃田賢斗(22)について「人間的に成熟して復帰すれば、東京五輪でメダルを取れる」とエールを送った。

 桃田は過去に違法賭博を行っていた件で、4月に無期限の競技会出場停止処分を受けている。謹慎が解けた5月30日以降、練習は続けているが、復帰のめどは立っていない。ただ先月には新潟でバドミントン教室に参加。今週末には熊本で復興支援を兼ねたイベントでボランティア活動を行う予定だ。

 出場を辞退したリオデジャネイロ五輪でも金メダル候補だっただけに、朴監督もその才能は買っていた。「誠実で努力を続ける。そんな人格が備わった選手が長期的に高い力を持続できる」と朴監督。リオではダブルスで高橋、松友組が金、シングルスで奥原が銅と、女子のみがメダルを獲得した。朴監督は「男子の力が上がってこそ、女子の力も維持できる」と続けた。