全日本スキー連盟(SAJ)は28日、スノーボードのハーフパイプ(HP)で男子の未成年2選手が2月に国内で飲酒していた問題で、新たに未成年の強化指定選手1人が同じ場で飲酒していたことを明らかにした。

 SAJは10月に記者会見し、未成年の2人が2月に札幌市のクラブで酒を飲み、同じ店を訪れていた成人の2選手が飲酒を黙認していたと発表。4人はいずれも強化指定選手だった。その後の調査でさらにもう1人の未成年選手の飲酒が発覚。同じ場に強化指定ではない成人の2選手もいたという。

 SAJは近く記者会見を開いて詳細を発表する予定で、この件に関わった7人への処分も決める。

 スノーボードでは、男子スロープスタイルで強化指定を受けていた未成年の2選手が米国遠征中に大麻を使用したとして事実上の除名処分を受けるなど、不祥事が続いている。