女子48キロ級の近藤亜美(三井住友海上)は持ち味を出せず、4連覇を逃した。得意の払い腰がまるで決まらず「めちゃくちゃ悔しい」と顔をしかめた。

 2回戦で同じ21歳の渡名喜に延長戦の末に敗れた。3年前のインターハイ決勝で倒している相手で「リベンジマッチだという向こうの気合に負けた。日本人に負けたことで、まだまだ横一線だと思った」と反省する。

 3位の座は何とか確保。これまで減量に苦しみ、階級変更も考えたが「今後も48キロ級でやると決めた。まだ4年あるから課題を克服したい」と前向きだった。