GPファイナル4連覇の偉業にも、羽生結弦(22=ANA)は演技内容への悔しさをにじませた。

 -今季から導入した4回転ループの出来は

 羽生 きょうは苦手意識はなかった。(着氷がわずかに乱れて)耐えるジャンプになったが、曲をかけた練習ではフリーのループの確率がかなり上がっていた。怖さ、真新しさという感覚はだいぶなくなってきた。

 -4回転を含めジャンプの難易度を上げたが、今季は点数が伸びていない

 羽生 シーズン前半は最悪だったと思うぐらい、今はめちゃくちゃ悔しい。(難しい演技構成を)本当は来シーズン完成させればいいと思っていたが、今シーズン後半に完成させたい。

 -4回転半ジャンプは練習しているか

 羽生 プログラムに組み込むのは、スケートを始めたころからの夢。練習したいし、可能なら試合で入れてみたい。