B組は女子日本代表として五輪3大会に出場した小笠原歩(38=北海道銀行)がいるチーム阿部が、6勝1敗で準決勝進出を決めた。

 この日はチーム東京に12-1で大勝後、1次リーグ最終戦は昨年準優勝のチーム青木に5-12で初黒星を喫した。同組2位での進出にも小笠原は「1位でも2位でも準決勝に行けたのは良かった。(2戦目は)相手が上手だった」と振り返った。5日の準決勝は北海道銀行でチームメートの吉村紗也香(25)がいるA組1位のチーム松村と対戦する。

 強化委員会推薦枠のチーム阿部に初めて土をつけたチーム青木が7戦全勝でB組1位。高校2年の青木豪(17=北海道・札幌厚別高)は「ショットがたまたまうまくいった。相手は技術が高いチームですが、即席のペアで勝てる競技じゃない。何とかやってやろうという気持ちが形になった。強いチームとの対戦が続きますが、今日みたいに思い切ってやりたい」と意気込んだ。

 A組2位は5勝2敗でチーム谷田と苫米地が並んだためタイブレークを行い、苫米地が5-4で勝利し、5日の準決勝進出を決めた。B組1位のチーム青木と対戦する。決勝で勝ったチームが4月の世界選手権(カナダ)出場権を得る。