羽生結弦(ANA)が合計321・59点でショートプログラム(SP)5位から大逆転し、3季ぶりで日本男子としては初となる2度目の優勝を果たした。

 羽生はフリーで4度の4回転ジャンプを決め、自身の世界歴代最高を塗り替える223・20点をマークした。

 SP2位の19歳、宇野昌磨(中京大)が自己ベストを大幅に更新する合計319・31点で2位に入った。羽生と宇野の順位合計は「13」以内となり、日本男子は五輪で最大の出場枠3を獲得した。

 金博洋(中国)が303・58点で2年連続の3位。3連覇を狙ったSP首位のハビエル・フェルナンデス(スペイン)は301・19点で4位、過去3度優勝のパトリック・チャン(カナダ)が295・16点で5位、初出場の17歳、ネーサン・チェン(米国)が290・72点で6位だった。

 初出場の田中刑事(倉敷芸術科学大大学院)は222・34点で19位に終わった。