女子48キロ級の蓬田智佳(24=JR東日本)が決勝で坂上綾(19)を破り、5大会ぶり2度目の優勝を飾った。

 開始29秒。得意の背負い投げで一本勝ち。初戦の2回戦から決勝までの4試合を2分以内で決める力強さを見せた。

 栃木県出身。10歳の時、兄の試合を見て柔道を始めた。家族全員が高校総体に出場した柔道一家で、家族と組み手争いの練習をするなどして強化した。中学時代にはアジアジュニア選手権で優勝し、栃木・白鴎大足利高時代には世界ジュニア選手権を制した。15年に東海大を卒業し、JR東日本の所属となった。

 52キロ級は増田沙由美、57キロ級は西尾直子、63キロ級は佐藤みずほ、70キロ級は西願寺里保、78キロ級は梅津志悠、78キロ超級は橋本朱未が優勝した。