Q 勝敗の決め方は

 A フィギュアスケートや体操などと同じく審判の採点です。通常は制限時間内に乗った本数のベスト2本の合計点。1本ごとに5人の審判が10点満点で採点し、上下を除いた3人の平均が得点になります。技の難易度、スピード、パワーなどのほか、革新性なども重要な要素です。

 Q プロになる方法は

 A 国内のプロ大会に出るには、日本プロサーフィン連盟(JPSA)のテストに合格し「公認プロ」になることが必要です。WSLなどは資格に関係なく参加可能で、日本のプロ資格もないまま挑戦する選手もいます。プロとはいえテニスやゴルフに比べて賞金は少額。トップ選手はスポンサー料が主な収入でCT選手だと年数億円稼ぐ選手も珍しくありません。

 Q 日本選手は五輪でメダルを取れるの

 A 男子の五十嵐カノアは昨年18歳の最年少でCT入りし、世界のトップレベル。日本人の両親のもと米国で生まれましたが、東京五輪では日本代表を選択すると公言しています。QSランク2位の大原洋人も来季のCT入りが有力。女子は、今大会で川合がQSランク23位に上がったのが最高です。

 ◆サーフィンのプロツアー 国際プロリーグのワールド・サーフ・リーグ(WSL)で最高峰のチャンピオンシップツアー(CT)を頂点に、その予選シリーズとしてポイントを稼ぐための予選シリーズ(QS)がある。QSは獲得できるポイントに応じて男子は5段階、女子は4段階に分かれ、QS6000なら優勝で6000ポイントが付与される。年間ポイント上位はCTポイント下位と入れ替わる。