男子200メートル平泳ぎで世界記録保持者の渡辺一平(早大)は準決勝で、想定を上回る2分7秒44をマークして決勝に進出。「速くてびっくりしているが、まだ余力はある」と落ち着いた表情で話した。

 前半から攻めた予選とはレースプランを変え、準決勝は後半勝負を試みた。最初の100メートルは予選とほぼ同じだったが、後半でギアを上げてタイムを縮めた。1位通過のチュプコフ(ロシア)が決勝では最大のライバルになりそうだ。今大会の日本勢で初の金メダルへ向け「狙ったレースで結果を出す練習をしてきた。ぶっちぎりで優勝したい」と強気だった。