小平奈緒(相沢病院)はゴール直前で転倒し、失格となった。

 絶対的エースにまさかのアクシデントが起きた。小平は女子1000メートルのゴール直前に転倒。倒れながらゴールし、一時は3位で表彰式にも出たが、その後の裁定で、隣のレーンにはみ出し、滑走を妨害したとして失格となった。2組前で高木美に自らの国内最高記録を0秒19更新された。「わたしもやってやろう」とリンクに立ったが、結果的には、それが裏目に出た。「ワクワクしすぎた。意気込みすぎた」と反省した。

 昨季は15戦全勝の500メートルとともに、1000メートルも12戦中11度で表彰台に立った。過去の実績で救済され、1000メートルのW杯代表は死守。「良い記録と転倒は紙一重。守りに入らず、チャレンジしていく」と気持ちを切り替えた。