優勝の最有力候補に挙げられていた岐阜女子(岐阜)が、準々決勝で姿を消した。

 序盤から主導権を握られ、安城学園(愛知)の相沢ひかりに27得点、千葉暁絵(ともに3年)に29得点、野口さくら(2年)に24得点を許した。

 初戦で留学生エースのバイ クンバ・ディヤサン(3年)が負傷。次戦を欠場し、回復に努めたが状態が戻らず、この日の準々決勝はわずか約4分間の出場に止まった。

 攻守の要を欠いた影響はあまりに大きく、高校総体と国体優勝に続く、今大会での「高校3冠」はならなかった。石坂ひなた主将(3年)は「リバウンドを取り切る力がなかった。応援していただいていた方々に申し訳ないです」と涙をぬぐった。