体操男子個人総合で五輪2連覇を成し遂げた内村航平(29=リンガーハット)が26日、都内で子供たちを対象にした「逆上がり教室」を開いた。

「昨日サンタさんは来ましたか? うちにも子供が2人いますが、昨日来てました」とクリスマス一夜明けの話題で始まった教室では、1人1人の実演を見た後に丁寧な助言を送る「内村先生」ぶりだった。しかし、その優しさの中にもプライドがにじんだのは、生徒たちへのお願い。「できれば美しくやって下さい。僕が一番大事にしていることで、僕とやる逆上がり教室なので、きれいにやって帰ってほしい」と求めた。美しい体操を追求し続ける「キング」らしい真剣な言葉だった。

その後のトークショーでは、意外な告白も。「体操を25年以上やってますが、いまだに意味がわからない」と明かしたのは、つり輪について。6種目の中で理解に苦しむとした上で、「電車のつり輪みたいですけど、ただきつい。いまだにあの種目に関しては…」と苦笑していた。