大坂なおみ(21=日清食品)が、同80位のマグダ・リネッテ(ポーランド)に6-4、6-2で勝ち、全米女王として、4大大会で初の勝利を挙げた。

大坂が、昨年の全米優勝から続く4大大会の連勝を8に伸ばした。全米前哨戦で敗れていたリネッテ(ポーランド)にストレートで快勝。いきなり1回戦からセンターコートの夜の部に登場するヒロイン扱いで「今日は、自分のテニスをとても楽しめた」と笑顔があふれた。

課題はメンタルと集中力。「今日は、どのぐらいできるかのテストだった」と話していたが、30本の決定打をたたき込み、相手に思い通りのプレーをさせなかった。

全米女王として初めて迎えた4大大会初戦に快勝し、まずは合格点。全豪のセンターコートで日本女子がシングルスで勝つのは、94年に伊達公子がマルティネス(スペイン)に勝って以来、25年ぶりだった。次戦の相手は同78位のジダンセク(スロベニア)で、初対戦となる。