<スキー:ジャンプ伊藤杯宮の森ナイター大会>◇20日◇札幌市・宮の森ジャンプ競技場(HS100メートル、K点90メートル)

 複合の高橋大斗(土屋ホーム)が113・5点で優勝した。大会は強風のため、ジャンプ1回で実施されたが、ただ1人のK点越えとなる91メートルを飛び、純ジャンプ勢を抑えた。日本が金メダルを獲得した2月のノルディックスキー世界選手権(チェコ・リベレツ)複合団体のメンバーから外れる屈辱を晴らした。高橋は「難しい条件だったので勝てると思わなかったが、運が良かった。まだ世界に通用すると思ってやっている。来季はメンバーに入れるよう頑張ります」と笑顔で話した。

 坂野幸夫が88メートルで2位に入り、岡部孝信は棄権した。

 女子は21日の伊藤杯大倉山ナイターを最後に引退する山田いずみが制した。