政府が16日に決めた2009年度補正予算の見直しのスポーツ関連として、トップ選手を医科学分野から強化支援する国立スポーツ科学センター(JISS)に新たに設置される予定だった「流水プール」など約3億円の研究施設整備費が執行停止の対象になった。

 文部科学省スポーツ・青少年局によると、流水プールは最新鋭のカプセルタイプで主に競泳選手向けの測定用として購入され、低酸素機器としても代用される見通しだった。さらに五輪を目指す選手の筋力など肉体を解析する最新のCT(コンピューター断層撮影装置)の追加設置も執行停止となった。競技団体の選手強化支援事業などは認められた。