女子マラソンで2度の世界選手権メダリストとなり、09年3月の東京マラソン3位を最後に第一線から退いた土佐礼子さん(33)が25日、第1子となる3210グラムの長女を出産したことが分かった。チーム関係者によると、母子ともに健康という。

 土佐さんは2001年の世界選手権で銀、07年に銅メダルを獲得した。五輪では04年のアテネで5位入賞を果たしたが、08年の北京では足の痛みで途中棄権した。

 現在は三井住友海上陸上部に籍を残し、プレーイングアドバイザーを務めている。土佐さんは自身の公式ブログで「お産の苦しみは想像以上でした。マラソンの苦しみを何度も乗り越えてきましたが、今回ばかりは心が折れそうになりました」と報告した。