日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は25日、仙台市を訪れて宮城県の三浦秀一副知事と面会し、2020年夏季五輪に東京が立候補した場合にはサッカーなどを東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の東北3県で実施したいとの考えを伝えた。

 竹田会長は五輪招致を「復興のシンボル」と位置付けて「スポーツで日本の再生に貢献したい」と説明。復興支援としてJOCが被災地でのスポーツ大会開催を検討していることも明らかにした。三浦副知事は「五輪は震災からの復興を世界にアピールするまたとない機会。できる限りサポートしていきたい」と話した。

 竹田会長はアルペンスキー男子の皆川賢太郎選手(竹村総合設備)らとともに宮城県内の避難所も訪問した。