全日本スキー連盟は25日の理事会で、2011~12年シーズンの強化指定選手を承認し、最高のA指定に女子ジャンプで活躍する14歳の高梨沙羅(北海道・上川中)ら11人を選んだ。ジャンプの男子は伊東大貴(雪印メグミルク)だけがA指定で、女子は渡瀬あゆみ(神戸クリニック)伊藤有希(北海道・下川商高)も選ばれた。

 アルペンは湯浅直樹(スポーツアルペンク)佐々木明(エムシ)ら男女4人がA指定を受け、複合は渡部暁斗(北野建設)、距離は石田正子(JR北海道)が昨季に続いて最高の指定を受けた。

 フリースタイルは昨季に続いてA指定が不在。現役復帰するバンクーバー冬季五輪女子モーグル4位の上村愛子(北野建設)は昨季の競技実績がなく、強化指定を外れた。かつてメダル獲得が有力とされたスノーボードのハーフパイプ(HP)は青野令(松山大)がBに落ち、A指定がいなくなった。

 ジャンプの横川朝治ヘッドコーチら各種目のスタッフも併せて承認を受けた。