<女子レスリング:国別対抗戦W杯>◇初日◇26日◇東京・代々木第2体育館

 72キロ級の浜口京子(34=ジャパンビバレッジ)が歓喜の雄たけびを上げた。最後の中国戦で、北京五輪金メダリストの王嬌に競り勝った。同五輪準決勝で屈辱を味わったライバルに、7年ぶりの勝利。「本当に夢のようです。無我夢中で戦った」と勝利を喜んだ。

 王嬌戦は、第1ピリオド(P)を落とし、第2Pも劣勢だった。だが、残り10秒でタックルを決めて逆転。最終Pは気迫で押し出した。初戦のウクライナ、続く米国と立て続けに敗れて、号泣する姿もあった。それだけに「すごく悔しい思いもしたけど、最高の喜びも得られた一日でした」と笑みが広がった。