<テニス:ウィンブルドン選手権>◇4日目◇28日◇ロンドン・オールイングランド・クラブ

 男子シングルス2回戦で全仏オープン覇者の第2シード、ラファエル・ナダル(スペイン)が世界ランキング100位のルカシュ・ロソル(チェコ)に7-6、4-6、4-6、6-2、4-6で敗れた。

 全仏オープンで7度目の優勝を飾ったばかりのナダルが、本戦初出場のロソルの強烈なサーブにフルセットで屈した。球足の速い芝の舞台で、時速200キロを超えるロソルのサーブを返すのが精いっぱいだった。決められたサービスエースは22本。ナダルも19本を決めたが、それ以上に体勢を崩された。「芝ではこういう試合が起こり得る。今日、それが起きた。信じられないプレーをされた」と顔を引きつらせた。「まだ2回戦だったのに。負けるのはいつもつらい。でも、それがスポーツだ」と話した。