全日本柔道連盟(全柔連)は8日、男女14階級で金メダル1個と惨敗したロンドン五輪の敗因を検証する強化委員会を埼玉県上尾市で開き、男女ともにコーチの数を増やし、担当階級を細かく分ける案などが出された。

 女子の園田隆二監督は「(代表決定から)選手全体に緊張感が足りなかった。練習の量と質についてはもっとバランスが必要だった」と反省。初の金メダルゼロに終わった男子の篠原信一監督は「基本的には女子と(考えが)同じ」と話した。

 全柔連に進退伺を出している吉村和郎強化委員長は「続ける、続けないにしろ検証はしっかりやる」と述べ、男女両監督については続投させたい意向をあらためて示した。