<バスケットボール・第26回都道府県対抗ジュニア大会:福島62-37新潟>◇第2日◇29日◇女子決勝トーナメント1回戦◇大田区総合体育館◇日刊スポーツ新聞社後援

 東日本大震災復興支援の大会で被災地・福島がベスト8に駒を進めた。前半こそリズムに乗れなかったが、後半ペースをつかんだ。チームの柱・佐藤京香(二本松2中2年)らが得点を重ね、25点差をつけて危なげない勝利を飾った。

 佐藤良平コーチ(44)は「前半シュートが入らなかったので、我慢してディフェンスした。するとリバウンドも取れるようになり、後半は調子に乗った」と福島らしい戦いぶりに笑顔を見せた。今月、体育館が再建されたばかりの学校から出場の選手(小泉菜生=本宮2中2年)もいるという。「良いチームと言われた昨年はベスト16止まりで、それを越えた。この後は子どもたちに楽しんでもらいたい」と、6年ぶりのベスト4に夢を託した。