男子テニスのバルセロナ・オープンのシングルスで初優勝した錦織圭(日清食品)のアジア勢初の快挙から一夜明けた28日、地元のスペイン各紙が大きく報じた。

 有力紙パイスは表彰式でシャンパンを手に喜ぶ錦織の写真を掲載し「歴史的な決勝で最高のタイトルを手にした」と称賛した。

 ムンド紙は8度優勝のラファエル・ナダル(スペイン)が敗れた波乱の大会を「珍しいことが起きた。誰だと思うか、チャンピオンは錦織だ」と優勝杯を掲げた写真とともに紹介した。

 スポーツ紙アスは昨年まで11連覇したスペイン勢が決勝に進めなかったことを引き合いに「地元不在の珍しい決勝で錦織が初のビッグタイトル獲得」と評価した。