20年東京五輪・パラリンピック開催を機に、7月から建て替え工事に入る国立競技場の、最後のイベント「SAYONARA国立競技場FINAL“FOR

 THE

 FUTURE”」が5月31日、東京・霞ヶ丘の国立競技場で開催された。

 午前8時30分に、陸上のイベント「ファイナルファンランDAY~Thank

 you国立~」でスタート。往年のマラソンランナー、瀬古利彦氏(57)有森裕子氏(47)双子の宗茂、猛兄弟(61)の4氏が、約2000人の一般参加者からハイタッチで迎えられて幕を開けた。その後、スタジアムツアーやランニング、トークショーなどで、開幕イベントを盛り上げた。

 「83年の東京マラソンで日本最高記録を出して優勝したのが、まず思い出に残る」(瀬古氏)「大学(日体大)時代のインカレで2位に入ったのが初めての国立」(有森氏)「85年の東京マラソンで、スタートから逃げ切った」(宗茂)「常にここでは積極的なレースをした思い出がある」(宗猛)と、それぞれ感慨深げに話した。

 最後は、サンプラザ中野くん(53)によるミニライブと、バルーンフィナーレで、午前の陸上イベントは閉幕する。