<W杯スキー:ジャンプ男子>◇個人第3戦◇フィンランド・ルカ◇HS142メートル、K点120メートル

 ソチ冬季五輪ラージヒル銀メダルの葛西紀明(土屋ホーム)が、五輪の個人種目を4度制したシモン・アマン(スイス)と合計272・2点の同点で優勝を分け合い、自身のW杯最年長優勝記録を42歳5カ月に塗り替えた。

 葛西の勝利は200メートル前後の飛距離で争うフライングヒルで行われた今年1月11日のバートミッテルンドルフ(オーストリア)大会以来で通算17勝目。アマンは2連勝で通算23勝目を挙げた。

 28日の個人第2戦で3位となった葛西は、1回目に145メートルの最長不倒をマークしてトップに立ち、2回目は131・5メートルにとどまったが、逆転を許さなかった。

 個人第2戦2位の伊東大貴(雪印メグミルク)は18位だった。小林潤志郎(雪印メグミルク)は36位、竹内択(北野建設)は37位、清水礼留飛(雪印メグミルク)は46位で2回目に進めなかった。