フィギュアスケートのソチ冬季五輪金メダリストで、昨年末に「尿膜管遺残症」と診断されて腹部の手術を受けた羽生結弦(ANA)が8日、日本スポーツ賞(読売新聞社制定)の大賞受賞でコメントを発表した。

 3月の世界選手権(上海)に向け「今できる演技をしっかりしたい」と出場に意欲を示した。

 羽生はこの日、東京都内で行われた表彰式を欠席した。コメントによると現在も入院中で「術後は徐々に回復しているが、今は焦らず治療に専念したいと思っている。練習はできないが、これも一つの幸運だと思い、次の一歩のための有意義な時間にしていきたい」と述べた。