<ノルディックスキー:W杯複合>◇個人第10戦◇18日◇オーストリア・ゼーフェルト(HS109メートル、K点99メートル)

 渡部暁斗(北野建設)が3位に入り、2位だった4日の第5戦以来、今季2度目の表彰台に立った。

 前半飛躍で5位につけ、トップと1分46秒差でスタートした後半距離(15キロ)で順位を上げた。エリック・フレンツェル(ドイツ)が前半の3位から逆転して今季5勝目を挙げ、通算21勝とした。加藤大平(サッポロノルディックク)は22位だった。

 大会は3日間の総合成績を争う方式「トリプル」の最終戦を兼ね、2戦目までの上位30人が出場。2戦目のゴール時のタイム差を飛躍の得点に反映して争われ、フレンツェルが3連勝で昨年に続いてトリプルを制した。

 渡部暁斗の話

 現状を考えれば3位はいい順位だと思う。焦らずにしっかり勝負どころで出られた。いいジャンプができたし、走りの方でもいい走りができた。きょうは良い出来だった。

 加藤大平の話

 走りは悪くなかったが、ジャンプが駄目だった。いいところでスタートできないと厳しい。