米大統領選でシカゴが地元のオバマ氏が当選したことに、2016年夏季五輪招致を目指す東京の招致関係者は5日、警戒感を示す一方で「想定されたこと」と冷静に受け止めた。

 日本オリンピック委員会(JOC)の福田富昭常務理事は「日本は困る。オバマ氏は演説がうまいし人気もある」と述べ、開催地を決める来年10月の国際オリンピック委員会(IOC)総会での影響力を懸念した。JOCの竹田恒和会長は「プレゼンテーションにオバマ氏が出た時、IOC委員がどう受け止めるか。米国政府が財政保証する可能性も出てきた」と指摘する。

 東京五輪招致委員会の河野一郎事務総長は、シカゴへの“オバマ効果”について「もともとそういう話はあった。誰がなろうがやるべきことをやる。五輪運動に理解のある人が国家元首になることはいいこと」と話した。