<フェンシング:世界選手権>◇4日目◇7日◇パリ

 フェンシングの世界選手権4日目はフルーレ個人を行い、男子で北京五輪銀メダリストの太田雄貴(24=森永製菓)が、世界選手権の個人種目で日本勢初のメダルとなる銅メダルを獲得した。

 世界選手権では昨年の9位が最高成績の太田は、フェンシング発祥の国で1回戦から準々決勝まで快勝。準決勝でも世界ランク1位の雷声(中国)に序盤から優位に試合を進めて14-13に。だがここから反撃を許して2ポイントを連取され、決勝進出をあと1歩で逃した。

 「自分でもびっくりするくらい調子がよかった」という太田だが、準決勝敗退に「(終盤にビデオ判定で相手の得点となって)完全に気持ちが切れてしまった。この大会はどうしても優勝したかった。悔しい」と話した。

 淡路卓(日大)は3回戦で負け、千田健太(ネクサス)は2回戦で敗れた。女子は吉沢千恵(群馬ク)が2回戦で敗れ、平田京美(岐阜トヨタ)池端花奈恵(京都ク)西岡詩穂(日女体大)は1回戦で敗退した。