ロンドン五輪競泳400メートル個人メドレー銅メダリスト萩野公介(18=栃木・御幸ケ原SS、作新学院高3年)の進路が東洋大に決まったことが10日、分かった。同種目の五輪金メダリストのロクテを育てた米国男子代表ヘッドコーチで、名門フロリダ大で指導するグレッグ・トロイ氏から獲得オファーを受けていたが、来春の渡米は断念。日本代表ヘッドコーチ平井伯昌氏が指導する東洋大への進学を決断した。

 関係者によると、現時点での渡米は環境面などリスクが大きいと判断。以前から勧誘されていた平井氏のもとで、4年後のリオ五輪で金メダルを狙うことになった。東洋大には、男子200メートル平泳ぎで北島康介の日本記録に100分の6秒と迫る2分7秒57の記録を持つ山口観弘(鹿児島・志布志DC)の進学も決まっており、日本競泳界の宝がそろい踏みする。