悲願の日本一をつかむのは富士通か、IBMか。アメリカンフットボールの社会人王座を争うジャパンXボウルで、両チームが3日に都内で意気込みを披露した。試合は15日に東京ドームで、富士通は6度目、IBMは初の決勝となる。

 本格派の米国人QB対決だが、ターゲットの駒場学園出身WR対決も注目となる。IBM・栗原はNFLキャンプ経験もあり、準決勝では4TDを挙げた。「支えるのはWR。能力の高さを示したい」。1学年下だった富士通・中村は同じ背番号81をつけ、今季は15TDをマーク。「準決勝はTDがなかった分も活躍し、手本だった先輩に負けたくない」と譲らない。

 富士通・藤田、IBM・山田の両ヘッドコーチは「OLがQBを守り、DLがQBを追い込めるかが鍵」と口をそろえた。ハイスコアの華々しいTDパス合戦は必至だが、リーグ戦は富士通が快勝している。